小栗康平 手記

パリでの特集上映 Oguri kohei retrospective in paris

2010/09/05

2009/8/17の、このブログで、アントワーヌ・バロー監督が私のドキュメンタリーを撮りに日本に来た、と書いております。そのドキュメンタリーが完成しました。タイトルは『夢の森』。バローさんのそれまでの作風からすれば、ずい...

» 続きを読む

日曜美術館

2010/05/26

長谷川燐二郎(りんは火偏ではなく、さんずい)という画家をご存知ですか。1904年に生まれて88年に亡くなられている画家です。私はこれまで名前も聞いたこともなかったのですが、NHKの若いディレクターから声をかけてもらい、平...

» 続きを読む

風かおる

2010/05/04

いい季節になりました。ここに書き込みもないままに、ほぼ半年、過ぎてしまいました。 なにかをきっかけにしなくてはと、ホームページの扉の写真だけ、変えてもらいました。意味のあることでもありませんが。 私の五作品がそれぞれ四回...

» 続きを読む

邑の映画会

2009/10/09

昨年の十月、ここで紹介した「邑(むら)の映画会」が今年もまた、開かれます。一回だけで終わらせないぞと、関係されたみなさんが、一生懸命です。子どもボランティアというのも、ここのユニークなところ。アニメーションのよろこび、た...

» 続きを読む

変な映画館

2009/10/01

「シネマバー ザ・グリソム・ギャング」 http://movie007.hp.infoseek.co.jp/(現在は削除) 以前にもブログで紹介しましたが、そうとうに変な映画館です。三十五ミリのフィルム上映で、二十一席し...

» 続きを読む

ドキュメンタリー

2009/08/17

私についてのドキュメンタリー映画が作られることになり、昨日まで三日間にわたってその撮影が栃木、群馬で行われました。監督はフランス人のANTOINE BARRAUD(アントン・バロウ)さんで、フランス国立造形美術センター(...

» 続きを読む

ゴールデン・アプリコット

2009/07/31

アプリコットはあんず。映画祭はコンペのグランプリに、金のシュロとか熊とか、それぞれで特徴のある名前がつけられています。アルメニアはアプリコット。ちょうどこの季節、たくさんのあんずが出回っています。どの家にも木を植える土地...

» 続きを読む

つづき-2

2009/07/19

エレバンは街の建物が凝灰岩といわれるものでできています。火山の噴火でつくられた、やわらかな石らしく、88年の大地震後は、鉄筋コンクリートで建てて、いわば仕上げにこの石を使っている、とのことでした。色は薄い赤、というより赤...

» 続きを読む

つづき

2009/07/17

あの後、一昨日はどの映画館でも、上映前に全員が起立して黙祷するようになりました。事故とはいえ、悲惨なことです。安全が脅かされる、おろそかにされる、といったことがあちこちで起きていはしないでしょうか。 コンペの作品は十二本...

» 続きを読む

アルメニア

2009/07/15

 モスクワ経由でアルメニアの首都、エレバンに入る。モスクワでの乗り継ぎが六時間。これが堪える。モスクワは夜九時になってもまだ日差しがあった。フライトはようやく日暮れた、夜の十一時十五分。飛行時間は三時間ほどだが、到着は現...

» 続きを読む

事務局からのお知らせ

» 一覧
『泥の河』上映のお知らせ(横浜ボートシアター)
2025年04月15日
追悼:篠田正浩監督
2025年04月03日
佐伯剛さん×小栗康平監督、トークイベントのお知らせ
2025年01月10日
『伽倻子のために』『眠る男』
4Kレストア版特集上映のお知らせ
2024年08月17日
第35回東京学生映画祭、『泥の河』上映のお知らせ
2024年07月25日
» 一覧

手記 バックナンバー